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登録販売者の取り方|学歴・経験不要・120問240分・合格率40.7%

登録販売者は、一般用医薬品の第2類・第3類の販売を担う資格です。受験資格に学歴や実務経験は不要。試験は都道府県ごとに年1回以上、120問・240分です。合格基準、受験手数料の例、販売従事登録、「研修中」が外れるまでの従事期間を、厚生労働省と都道府県の公式情報で整理しました。

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学歴・実務経験は不要

登録販売者の取り方

AT A GLANCE

登録販売者の早見表

資格名
登録販売者
種類
公的資格(薬機法・都道府県知事が行う試験)
費用の目安
受験手数料は都道府県ごと(令和8年度の例:神奈川県14,300円・愛知県15,000円)
かかる日数
試験は1日(120問・240分)
受ける条件
学歴・実務経験は不要
公式の出典
公式情報を確認する ↗

MONEY MAP

この仕事の月収と、費用対効果

統計の職種:販売店員(医薬品販売員(登録販売者)を含む職種。コンビニやスーパーの店員なども入るため、登録販売者だけの平均ではありません)

この職種28.2万円
全体の平均37.0万円

月収=きまって支給する現金給与額(残業代などを含む・賞与を除く)。全体の平均との差は−8.8万円。

この職種全体
月収(きまって支給)28.2万円37.0万円
うち基本の給与(所定内)26.5万円34.1万円
年間の賞与など46.4万円101.0万円
年収の目安(計算値)約385万円約546万円

費用対効果

取るのにかかる費用 14,300円(受験手数料(神奈川県・令和8年度の例))は、この職種の月収の約5%、日数にすると約1.5日分です。

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」一般労働者・男女計・企業規模10人以上(e-Stat ↗)。年収の目安は「月収×12+賞与」で計算した値です。統計は「その職種で働く人の平均」で、資格を持つ人だけの平均ではありません。日数は1か月を30日として計算しています。

目次

「登録販売者って、どんな薬を売れる資格なの?」

「学歴や、お店で働いた経験がなくても受けられる?」

「受かったら、すぐに一人前として働ける?」

登録販売者は、ドラッグストアなどで一般用医薬品の第2類・第3類の販売を担う資格です。試験は国ではなく、都道府県が行います。

この記事でわかること

  • 登録販売者が担当できる医薬品の範囲
  • 試験の中身(5項目・120問・240分)と合格基準
  • 受験手数料と試験日の例(神奈川県・愛知県・東京都)
  • 販売従事登録と、「研修中」が外れるまでの従事期間

この記事の答え

登録販売者試験は、学歴も実務経験もいりません。試験は120問・240分の筆記で、全体の7割程度の正答が合格の目安です。

合格したら、働く店のある都道府県で「販売従事登録」をします。ただし、過去5年で通算2年などの従事期間を満たすまでは「研修中」の扱いです。令和7年度の全国の合格率は40.7%でした。

読者読者

登録販売者って、薬剤師さんとは違うんですか?

ちずがめちずがめ

違う資格だよ。担当できる薬の範囲が決まっているんだ。そこから見ていこう。

ゴール:取ると何ができる?

一般用医薬品(薬局やドラッグストアで買える薬)は、国の決まりでいくつかの区分に分かれています。厚生労働省の通知では、登録販売者は第2類医薬品と第3類医薬品の販売・情報提供などを担う立場とされています。

区分登録販売者の担当
第1類医薬品担当しない(試験の実施要領に「登録販売者が販売又は授与するものではない」とある)
第2類医薬品販売・情報提供などを担う
第3類医薬品販売・情報提供などを担う

条件を満たした登録販売者は、第2類・第3類医薬品を売る店舗の店舗管理者にもなれます。店舗管理者は、その店で医薬品の販売の管理をする人です。

お店では、薬剤師・登録販売者・一般の従業員の見分けがつくように、名札を付けることが決まっています。

道筋:一人前の登録販売者になるまでの5ステップ

  1. 受ける都道府県の公示を見る 試験日・場所・願書の受付期間は、都道府県知事があらかじめ公示します。都道府県のホームページで確かめます。
  2. 受験を申し込む 受けたい場所の都道府県知事に、写真を付けた申請書を出します。学歴や実務経験の書類は要りません。
  3. 試験を受ける 筆記試験で、120問・240分です。
  4. 販売従事登録をする 合格したら、働く店のある都道府県知事に申請します。合格通知書や雇用契約書の写しなどを添えます。
  5. 「研修中」の期間を終える 過去5年で通算2年など、決められた従事期間を満たすと、「研修中」の扱いが外れます。
読者読者

受かったら、すぐ一人前じゃないんですね。

ちずがめちずがめ

うん、合格のあとにも道が続いているんだ。試験の中身から順番に見ていこう。

試験の中身:5項目・120問・240分

登録販売者試験は、都道府県が行う筆記試験です。少なくとも年1回以上行うことになっています。

出題は、厚生労働省の「試験問題の作成に関する手引き」から出ます。手引きは原則として年1回見直され、いまの最新版は令和8年4月版です。

試験項目出題数配分時間
医薬品に共通する特性と基本的な知識20問40分
人体の働きと医薬品20問40分
主な医薬品とその作用40問80分
薬事関係法規・制度20問40分
医薬品の適正使用・安全対策20問40分
合計120問240分

出題は、真偽式や多肢選択式など、正誤がはっきり分かる形で行います。

合格基準

厚生労働省の実施要領では、合格基準はこう決められています。

総出題数に対して7割程度の正答で、さらに試験項目ごとに、都道府県知事が決める一定割合以上の正答であること。

項目ごとの割合は、都道府県が決めます。たとえば東京都(令和8年度)は、次の2つを両方満たすと合格でした。

東京都の合格基準(令和8年度)内容
全体120問の正答率が7割以上(84点以上)
項目ごと各試験項目の正答率が3割5分以上

全体で7割をとっても、1つの項目が基準に届かなければ合格になりません。試験問題・正答・合格基準は、試験のあとに公表されます。

日数

試験は1日で、試験時間は合わせて240分です。東京都(令和8年度)は、午前10時〜12時の120分と、午後1時30分〜3時30分の120分に分けて行いました。

試験日や時間は都道府県ごとに違います。令和8年度の例はこうでした(どれもすでに終わった回です)。

都道府県試験日申し込み期間合格発表
神奈川県令和8年9月6日(日)5月18日〜5月29日―
愛知県令和8年9月2日(水)正午〜午後5時15分6月11日〜6月17日10月16日(予定)
東京都令和8年9月6日(日)午前10時〜午後3時30分―10月16日

申し込み期間は1〜2週間ほどと短い例があります。次の回を受けるなら、受けたい都道府県の公示を早めに確かめてください。

合格したあとも、「研修中」が外れるまでには従事期間が必要です。これは下の「取ったあとの仕事」で説明します。

費用:受験手数料は都道府県ごと

受験手数料は、都道府県の条例などで決まります。全国一律ではありません。

例(令和8年度)受験手数料
神奈川県14,300円
愛知県15,000円(愛知県収入証紙を申請書に貼る)

合格後の販売従事登録にも手数料がかかり、これも都道府県の条例などで決まります。金額は、登録する都道府県の案内で確かめてください。

読者読者

合格率40.7%なら、半分弱ですね。

ちずがめちずがめ

うん。都道府県によっても数字が違うんだ。手引きを一項目ずつ進めていこう。一歩ずつ行けば、ちゃんと着くよ。

合格率:令和7年度は全国で40.7%

厚生労働省の「令和7年度登録販売者試験実施状況」(令和8年3月31日現在)では、全国の合計はこうでした。

項目人数
受験者58,996人
合格者24,004人
合格率40.7%

同じ人が複数の都道府県で受けることがあるため、人数は延べ人数です。

都道府県ごとの差も大きく、たとえば東京都は39.9%、神奈川県は41.6%、愛知県は50.3%でした。

取ったあとの仕事

販売従事登録をする

合格しただけでは、登録販売者として働けません。働く薬局や店舗のある都道府県知事に、販売従事登録を申請します。

申請に添える主な書類内容
合格を証明する書類合格通知書(原本を回収される)
本籍などが分かる書類戸籍抄本や、本籍の記載のある住民票の写しなど
使用関係を証明する書類雇用契約書の写しなど(自分が店の開設者でないとき)

登録できるのは1つの都道府県だけです。ただし、登録した都道府県以外の店で医薬品の販売に従事してもかまいません。

「研修中」が外れるまで

登録したばかりの人は、条件を満たすまで**「研修中の登録販売者」**の扱いです。名札に「登録販売者(研修中)」などの表示をします。

研修中の間は、薬剤師か、研修中でない登録販売者の管理と指導のもとで働きます。店舗管理者の代わりを務めることもできません。

研修中が外れるのは、次のどれかに当てはまったときです。

条件内容
①過去5年のうち、従事期間が通算2年以上
②過去5年のうち、従事期間が通算1年以上で、決められた研修(店舗の管理や法令遵守についての研修を含む)を修了
③従事期間が通算1年以上で、過去に店舗管理者か区域管理者の経験がある

従事期間は月単位で数えます。①は1か月に80時間以上、②は1か月に160時間以上働いた月が対象です。

勤務の時間が月によって違う人向けの決まりもあります。過去5年で月単位の従事期間が通算1年以上(または2年以上)あり、合計1,920時間以上働いた場合は、それぞれ1年以上(2年以上)とみなしてよいとされています。

従事期間には、登録販売者になる前に、薬剤師や登録販売者の管理と指導のもとで一般の従業員として働いた期間も入ります。

毎年の研修

登録販売者には、店が行う研修に加えて、届け出のある研修実施機関の研修を毎年度受けることが求められています。

求人の数

国の統計(厚生労働省「一般職業紹介状況」2026年9月分)では、「商品販売従事者」のハローワークの有効求人は100,317件でした(常用・パートを含む)。これは店員の仕事全体の数で、登録販売者の求人だけの数ではありません。

そろえる教材

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登録販売者のテキスト・過去問題集

120問で、全体の7割程度の正答と、項目ごとの一定の正答が必要です。出題は国の「試験問題の作成に関する手引き」に沿うので、最新の手引きに対応した版を選びましょう。

よくある質問

学歴や実務経験がなくても受けられますか?

受けられます。厚生労働省の通知で、これまで求めていた実務経験などは不要になり、学歴や実務経験の書類を出す必要もないとされています。

住んでいる都道府県でしか受けられませんか?

申し込みは「試験を受けようとする場所の都道府県知事」に出す決まりです。受け付けの条件や日程は都道府県ごとに違うので、受けたい都道府県の公示で確かめてください。

合格したら、すぐ一人で売り場に立てますか?

販売従事登録のあと、従事期間などの条件を満たすまでは「研修中」の扱いです。その間は、薬剤師か研修中でない登録販売者の管理と指導のもとで働きます。

参考・出典

出典(9件)
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